鼻の周辺などを中心に顔の頬などに赤みが出るような症状が気になるという方がいらっしゃるようですが、大抵は「日焼けかな?」「軽めの発疹か何かかな?」などと軽く捉えてしまう場合が多いようです。
しかし、ちょっと待って下さい。
それはもしかすると「酒さ(しゅさ)」という疾患かもしれません。
聞き慣れない名前かもしれませんが、これが中々厄介な症状で、完治させるのは相当大変なのだそうです。
この「酒さ」とは、一体どのような疾患なのでしょうか?
「酒さ」とはどんな疾患なの?
酒さとは、簡単に言うと「鼻を中心に、頬や額などの血管が拡張して赤くなってしまう症状」の事を指します。
炎症性、進行性の慢性疾患として知られており、発症しやすい世代としては30代から60代にかけての方々が多いと言われています。
また、男性よりも女性の方が発症しやすいとも言われています。
酒さを発症してしまうと、顔の赤みや吹き出物が発生したり、顔面の毛細血管の拡張などが引き起こされたりします。
顔に赤い糸くずのような筋が出てくるのも特徴です。
「酒」という漢字が入っている事からアルコールが原因であると考えられがちですが、直接の原因はアルコールではありません。
発症してしまうと厄介な「酒さ」
酒さは、その原因については未だに究明がされていない為、治療に時間がかかったり完治させるのが非常に難しかったりと、多くの人々を悩ませるとても厄介な疾患です。
また、冒頭でも述べたように、日焼けや発疹、アレルギー程度であると誤解されがちで、病院に行かずに放っておいてしまう方も少なくありません。
しかし、酒さである事に気が付く事なく放置してしまうと症状が進んで大変な事になってしまいます。
酒さの重症度の段階について
酒さにはその症状によって以下の3つの段階に分けられています。
- 軽症…鼻の周辺を中心に、慢性的な赤みが発生します。
- 中等症…眉間、頬、顎と顔全体において赤みが広がります。赤い発疹が出る事もあります。
- 重症…赤みや血管拡張が極めてひどい状態になり、鼻が赤くなり変形したり隆起したりします。
軽い内にはアレルギーや肌荒れなどと間違える程度の症状ですが、最もひどいステージになると鼻が赤く変形する程になってしまいます。
酒さの原因とは?
直接の原因は分かっていませんが、考えられる要素としては紫外線、カフェインの摂りすぎ、刺激物(香辛料やアルコール)の過剰摂取、ストレス、極端な寒暖差、ステロイドなどであると言われています。
また、生まれつきの体質なども大きく関わっているようです。
これらは全て未だに研究の段階にあり、早期の解決が望まれています。
こんな時は酒さかも?
以下のような症状が治まらない場合には酒さであるという可能性もあるので、心当たりのある方はセルフチェックをしてみると良いでしょう。
- 鼻、頬、顎の赤みが長い間消えない
- 鼻の周りに発疹(ニキビ状)が広がっている
- 顔のほてりが気になり、熱さを感じる
- 顔が刺激に弱く、すぐにヒリヒリしたりチクチクしたりする
- 顔がかゆい
- 寒暖差が激しい時や日光に当たって場合などに赤みや発疹がひどくなる
酒さは早期発見が一番なので、顔の赤みが気になるという方はぜひ確認してみて下さい。
酒さは早い段階で発症に気付き医師の診断を受ける事が出来れば症状をコントロールしやすいので、いかに早く酒さである事を見抜くかがとても大切です。
完治させる事は出来ませんが、早い段階で適切な治療を行う事によってほとんど気にならない程度にまで症状を抑える事が可能です。
顔の赤みやほてりが気になる方は「酒さ」である可能性を疑ってみて、早期発見に努めるようにするのが望ましいでしょう。
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